智空の下、キミのとなり

智くんへの想いをただただ綴りたくて…。

お誕生日の前に。。

お誕生日を前に

もう一人の大野智に逢いたくて

3冊の作品集を広げてみた

私の大好きなあなたの

あなたの本当の姿…自由が溢れてた。。。

 

 

私には絵を分析して観る才能はない

ただその絵の前に立った時に、心で感じたり、圧倒されるような様々な感情が人並みにあるだけ


画家と言われる人の絵を観て

どんなメッセージが込められているんだろうと思いながら想像しながら観ていた

それが絵画を鑑賞する際の正解なんだと思っていた

大野智という人に出会うまでは。。

 

 

彼の絵も想像する楽しみ方はもちろんあるけど

なんだろう…

メッセージというよりは

彼自身を感じさせる空間なんだよね

 


FREE STYLE Ⅱで初めて彼の絵を観た時

彼の絵の前で立ちすくんでしまった

微かに残る絵の具の匂いに

そこにいるはずのない彼の温かさや優しさ

ユーモア…私の知ってるあの大野智を感じた


そして何よりも

彼をずっと見てきて時々感じていた

表舞台で見せるキラキラした彼の奥底に眠るもう一人の大野智の存在…

自由…何ものにも縛られない本当の彼自身

その存在に確信めいたものも感じた

 


彼にとってアートは

本人が言ってきたように単なる趣味ではない。

彼が彼であるために必要なもの

本当の彼が存在できる場所

改めてその意味がわかった気がした

 

本当の大野智って。。。

知れば知るほどわからなくなる

静と動、光と闇、幸福と苦悩…

いろんな作品から

相反する想いが伝わってきて混乱した

 


ずっと前にニノが言ってた

「この人は一番難しいんだよね」


キラキラしたアイドルの反対側で

嘘めいた人たちの中で

普通でいることを貫き通した人

一番近くにいた4人が

それを認めて守ってくれていたのもあるし

自分を失わない強い意志が

彼の中にずっとあったからだよね


嘘が嫌いな人が発信してきたこと

そこから見えてくるもの全てが

本当の大野智。。

そして彼が描くもの創造するもの全てにも

本当の彼が存在していた

 

 

休止発表をした後の

FREE STYLE2020でも、それは変わらなかった


細いペンで書き込んだ細密画

どこかに隠されたメッセージがあるんじゃないか…

良くも悪くも

ファンはみんないろんな想像をして、勝手な解釈をした


私も最初は、メッセージめいた事を期待し、想像もしていた

でも、細密画の前に実際に立った時

その想いが身勝手なように思えた。

大きな細密画には、彼そのものが描かれていた。彼の生きざまが強い意志とともに感じられた。

そこに確かに大野智がいた。


彼は彼の中の"描きたい"を、ユーモアも楽しさも悲しみも、あらゆる想いを

思う存分思い描くままに描いたんだなって。

描いている彼を想像できるほど

楽しさみたいなものを感じた。

もしかしたら、細密画が好きだとわかっていたからかもしれないけど。。


でも、それは後に読んだ作品集のインタビューで答え合わせができた


インタビューでも語っていたように

今までの作品を思い返しながらだったり

嵐の曲をずっと聴きながら、当時を振り返ってその時の自分を思い出しながらだったり

ただ文字が描きたくて、メンバーの名前を入れてみたり

連想ゲームのように思いつくままに描いたり

特にバランスを考えることもなく

彼らしい感覚とイメージを描き尽くした


あんなに細密に想像を掻き立てるような絵を描いておいて

「特に深い意味はないんだよね。」

そう言い切っちゃうのは

描きたいと思えるものをただひたすら描き込んでいったからなんだろうな。。


描き終えて、どんなに満足したものでも、どんなに楽しかった作品でも

少し経つと

「飽きちゃうんだよね…」って言ってしまう人

彼の中で完成してしまった作品は

自分の想いも完結してしまってるからなのかな…。

智と巡るで案内してくれた時も

細密画の前ではずっと無言でじーっと眺めて、たった一言

「よく描いたな」

それだけ?って心の中でボヤいたりしたけど、彼にとってはそれが全てなんだろう

何事も、結果よりその過程が好きな人らしい一言だった

 


彼特有の「ずっと見ていたい」と表現する作品はその過程にも強い想いが重なっているんだろうなと思う


そんな彼の作品には

知って欲しいとかわかって欲しいとか

意識的にメッセージを込めたものはほとんどない


ただ唯一

彼が想いを込めて届けたいメッセージを書き込んだのは

そう、珍しくタイトルを付けた

ちょんまげの子

顔だけ描いて、何故か描けなくなってしまってた時

東日本大震災が起きた

その時、この絵で日本を表現できないか…そう思って描いた作品

「希望の絵にしたかった」

彼の言葉と絵の裏面に描かれた無数のキラキラした点々…が重なった

彼の想いや願いがメッセージとして伝わる唯一の作品だと思う

 


彼の描く絵は彼自身。

歌って踊る大野智とは別の

自分の全てを隠さず見せてくれた

彼が望むように

その絵からどんな想いを受け取るのかは自由だけど

彼がフリスタⅠの時に感じてたような

発想が想像になり、描きたいものがどんどん膨らんで、がむしゃらに描くことができた細密画には

彼の大好きなシュールさと楽しさが見える

 

 

そしてここに記さなければならないのは

ジャニーさんの絵

彼をあの世界に導き、大切な事を教えてくれた、たぶん彼にとって父のような友のような存在

たぶん、やっとその死と向き合って、対話しながら、彼の25年をあの世界で生きた時間を思い返しながら描いた作品

死んでんじゃないよ!ばか!

その言葉も、その絵を一人見つめるその後ろ姿も

私はきっと忘れないだろう


何が真実か。。

自分が何を信じるか。。

私は大野智という人を信じる。

それでいい。。。

 


智くんの絵はどれも印象深いし好きだけど

あえて一番だなと思うのは

行くことが出来なかった

フリスタⅡの大阪で飾られた自画像かな。


もう観ることは叶わないのかと思ってて

嵐の展覧会の智の部屋に飾ってくれた時は

ほんとに本当に嬉しかった


さとらじで、いつか描くよって言ってた

想像では、展覧会のミッキーのような

ちょっと崩して

これ智くんなの?

そう思うような作品になるかもなんて

勝手に想像してたから

あの自画像を初めて見た時は

胸が苦しくなるほどぎゅっとした

彼自身が描く自分。。

顔の左側を白く塗り潰したのは

そこに本当のあなたがいるんだ

と思えて…

顔の左側は

強い感情が現れるという。。

たぶん、そんなこと考えもせずに

感性で描いたんだろうけど…

誰も知らない、もしかしたら自分さえもわからない自分を描かなかったのかなって。。


展覧会の智の部屋で

動けず立ちすくんだ

何度もあの部屋をぐるぐる回り、絵の前であなたの右目を見つめた


その髪の流れにそって見えた数字の5

その髪に5色の色を乗せていて

そうか…この絵は

嵐の大野智

半分本当で本当ではない自分なのかなって

そう思えた


うん。でもやっぱり

私の一番好きな絵だな。。

 

 

 

私にとって彼の個展は

ある意味

彼にファンサをもらったような嬉しさだったり

次は何を魅せてくれるんだろうと思わせてくれるわくわくだったり

さとラジを聴いている時のクスッとなるようなゆるさだったり

ソロでスポットライトを浴びた瞬間のドキドキだったり

たくさんの気持ちになれる場所だった

 

 

自分の作品を

「自由に見て、自由に感じてくれたらいい」と言うあなた

ファンのこに

「あなたの記憶が大野智です」

と言ったあなた

今だから感じるのかもしれないけど

同じ意味の言葉だよね。。。


自分をよく知ってて、人に無理強いをしない、否定を一切しない、誰でも感じるままでいい

大きな心で包み込む

そして…観ている私たちをずっと見ていたいと言ってくれる

そんな彼らしい言葉。。。

 

 

 

智くんへ


今、どんな絵を描いていますか?

どんなモノを創っていますか?

私たちふぁんのこにも

いつか見せてあげたい

そんな気持ちで描いてくれてたらいいな


いつか。。。

本当の自分と向き合ってるあなたが描いた絵に何を感じることができるのか…

そんな日が来るといいな。。


もうすぐ誕生日だね

優しくて強くて、自分よりも周りの人を

大切にしてきたあなたが

自分自身と向き合って約3年。。

どんなに素敵なひとになったかな。。


大勢のあなたのふぁんの子は

みんなこの日を大切に楽しもうと

この日を盛り上げようと

素敵な絵を描いたり

愛ある言葉を紡いだり

健気におおらかに、お祝いの準備をしてるよ

私には言葉を紡ぐことしか取り柄がないから

あなたへの想いを綴ることにしたの


今ね、すごく逢いたいよ

逢いたいけど。。。大丈夫。

あなたの姿は見れなくても

感じられるものを

いっぱい残してくれたから。


いつも心に智

寂しくなった時のふぁんのこの合言葉もあるしね。。

 

でもお誕生日だから言わせてね
いつか本物のあなたに逢えたらいいな。


またね。。。