智空の下、キミのとなり

智くんへの想いをただただ綴りたくて…。

儚さ

そもそも智くんの何に惹かれたんだろう

なんて夜中にふと考えてみた

歌声もダンスも演技も

その人間性までも

全部と言えば全部なんだけど

何か本能みたいなところで引っ張られるというか…

 

 

彼にはどこかにふっと消えてしまいそうな儚さがある

それは、彼の演じるどのキャラクターにも必ず感じるし

あの歌声の中にも感じる


優しく包むように心に染み入るあの歌声…

なのに、どこか切なくて儚くて。。

哀愁と似てるようでちょっと違うような

声質でもあるのかなぁ。。

 


嵐の歌は

彼の歌声が4人の声を包み込んで

時に引っ張り、重なり、支えてる

その混ざり合った声はどこにもない唯一無二になる

嵐の曲はあの5人にしか歌えない

あの声があるからそれが嵐の楽曲となってる

あの声があるから…


どんなにメジャーなハッピーな曲でも

押し付けてこない優しさと

哀愁っぽい切なさを感じる

切なく哀しい曲は

胸が苦しくなってしまうほど、その世界に引き込まれる

それは少なからずあの声のせいだ

と思ってる


自分の想いだけで歌わない

18歳のデビュー仕立てのアイドルの言葉とは

思えないけど

彼は、作者の想いを感じて、4人の声を聴きながら、丁寧にその音に反応していたように思う

でもそこには、彼なりの感情が必ずあった

ただ、うちに秘めたものが漏れ出すような

静かな感情。。。

 

時に熱く

時に穏やかに

時に優しく

時に艶っぽく

その曲によって微妙にかわる

なのに

その儚さはいつも隣り合わせにいて

私の耳も心も切なくしていく

 


歌は、その歌詞に左右される部分があるかもしれないけど

彼のフェイクにこそ、様々な刹那を感じる

私の心を掴んで止まないのが

uhuuu〜、ウゥゥ〜のフェイク

特に切なく儚い

言葉以上に伝わってくる言葉を感じる

なうねばやTurning Upのフェイクがそれ。

開放される音ではないウゥーのフェイクが、智くんにしか出せない音で、切ない歌詞のように聴こえてしまう

彼のフェイクを語りだしたらキリがないので…

また別の機会に。

 

 

 

そして

演じるキャラクターもどこかしら儚さがある


大野智という中の人間を

いつの間にか忘れさせてしまう

もうひとりの人間

その彼にはどことなく儚い面影が必ずあった


演じるキャラクターには、その過去がある程度設定されているんだろうけど

彼なりに解釈した細やかな過去をいつも付随させて

誰でもない彼本人が背負ってるからかもしれない


彼は役に入っている期間

大野智ではなくなる

ライブの時もバラエティの時も

どこかにその役を滲ませてた


魔王で言うなら

役を引きずるというより

大野智という人間の中に

もう一人の成瀬領が住んでいる感じ

中合せにいて

まるでお互いの時間を共有しているような。。

成瀬領の切なく儚い想いが

大野智を覆っているような。。。

 


2016年に鮫島零治と無門を立て続けに演じた後

何も考えずに歌って踊りたかった

と語ったソロ曲 Bad Boy

ずっと違う誰かに奪われてきた心を解放して

他の誰でもない

歌って踊る本当の大野智に戻りたかったのかなと思った

後になってわかった事だけど

智くんの中で、その頃が一番ツラい次期だったんじゃないかな。。と


気持ちが大きく揺らぐ中で、中途半端な仕事はできない、全力で挑まなければ…

共演者、スタッフ、関係者、そして見てくれる人に感謝の想いを込めて

最後になるかもしれない…そんな想いもあったのかも。。

 

だからこそいつも以上にストイックに役に打ち込んでいて。。

全てが終わって

つけていた鎧をやっと脱いで

どう動くのか分からないくらいの自分に

なりたかったのかもしれないなって。。

 

 

どこかしらに感じるその儚さは

生まれ持ったものなのか

あの世界にいる自分への違和感なのか

何かを諦めてしまった哀しみなのか

心の奥底に秘めた本当の想いが滲み出ていたのか。。。


どうしても

気になって

ほっとけなくて

その心の奥まで知りたくて

でも知っちゃいけない気もして

心惹かれて

心奪われるんだろうな。。

 


結局のところ

あの儚さは

作られたものでも演技でもなく

大野智そのものなんだよね


私は

蒼い沼に堕ちて程なくから

彼がいつか本当にいなくなるんじゃないか

そう思えて

その儚さがずっと怖かった


休止発表の時

その時が来てしまった

そう思った


もしかしたら私のそんな想いが

彼をそう見せていたのかもしれないけど…

 


あの儚さは

彼の魅力の一つで

唯一無二の個性なのかもしれない


いろいろ考えては見たけど

話もとっ散らかってしまったけど


奥の深いあの方を分析する事ほど

難しい事はないね 笑

結局は…分からないから惹かれる訳で。


本当にふっと消えてしまったのに

今もなお惹かれて止まないのは

私の心の中にしっかりと

あなたの嘘のない笑顔が刻まれてるから


だから

想えば想うほど

その儚さがまた愛おしくなるんだろうな。。